ド メーヌ・ドルーアン・オレゴンの物語は、1880年にボーヌにおけるメゾンの創始者ジョセフ・ドルーアンによってブルゴーニュで始まりました。ジョセフの息子のモーリス・ドルーアンが一家のシンボルとなるクロ・デ・ムーシュのぶどう畑の購入などを行い、ドルーアン園を拡張しました。モーリスの息子、ロベール・ドルーアンは優れたぶどう畑を購入する一家の伝統を引き継ぎ、1987年にオレゴン州のダンディーヒルズの土地を購入しました。この特別な飛躍の年、州内にはわずか65のワイナリーしか存在していませんでしたが、ロベールはこの地方の潜在力とワインメーカーの密接な地域社会に触発されました。ワイン醸造学の修士号を取得したばかりのロベールの娘、ヴェロニク・ドルーアンがワインメーカー(醸造責任者)に選任され、その兄のフィリップがヴィティカルチュアリスト(ブドウ栽培責任者)に指名されました。最初のヴィンテージは1988年、それ以来今日でも両名はその主な役割を担い続けています。
ドメーヌ・ドルーアン・オレゴンは、ブルゴーニュのファミリールーツへのつながりを明らかに示す、ダンディ・ヒルズ園で生産される常に卓越したピノ・ノワールおよびシャルドネで知られています。あるいは、一家が誇りを持って言うように「フランスの魂、オレゴンの土壌」の賜物です。
今回、ドルーアン一家はもう1つの特別なウィラメット・バレーのぶどう畑を見出したことで触発され、オレゴンにおける物語の新たなページを開こうとしています。真に傑出した土地を探す長期にわたる注意深い調査の結果、一家は2013年にエオラ・アミティ・ヒルズの南端に位置するローズロックぶどう畑を購入しました。ローズロックぶどう畑は、高度170メートルから230メートルにわたるなだらかな丘の東南斜面に広がっています。土壌成分は、ジョリー、ネカイア、リットナーが混ざり合った100%の火山性土壌です。もう1つの重要な自然要素は、海からの風が流れ込む通路となっているヴァン・ダザー・コリドールと呼ばれるコースタル山脈の切れ目です。実際、エオラ・ヒルズはダンディー・ヒルズより少し涼しく、それがドメーヌ・ドルーアン・オレゴンおよびドルーアン・オレゴン・ローズロックワインのユニークな特徴を際立たせています。ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン同様、ローズロックぶどう畑は、サステナブル農法としてLIVE認定されています。つまり、それは第三者が監視する厳格な農法を使用していることを意味します。
この春、ドメーヌ・ドルーアン・オレゴンは、自信をもって最初のヴィンテージ、2014年のドルーアン・オレゴン・ローズロックワインを発売します。最初の2つのワインは、ローズロック・ピノ・ノワールおよびローズロック・シャルドネです。この秋には、レゼルヴェレベルのローズロック・ゼフィリーヌ・ピノ・ノワール・キュヴェも初めてリリースされます。これらのクラシック2014年ヴィンテージワインは、長く、暖かな成長期およびゆったりとした収穫の恩恵を受けました。シャルドネには、洋ナシの香りとまろやかで新鮮な舌触りがあります。ミディアム・ボディのローズロック・ピノ・ノワールには、花の香り、スパイス、強いフレーバーのワインノーズとダークベリーの口当たりがあります。代々伝わるロゼのゼフィリーヌ・ドルーアンに因んで名づけられたゼフィリーヌは、個性的な性格と際立ったバランス、円熟の構造を併せ持っています。
新しいドルーアン・オレゴン・ローズロックワインは、名声の高いダンディー・ヒルズ・ピノ・ノワール、シャルドネ・アーサー、ロレーヌ・ピノ・ノワールキュヴェを含むドメーヌ・ドルーアンで生産される一連のワインに優美な一員として加わります。場所の特徴が最も重要なブルゴーニュ地方同様、ドルーアンはダンディー・ヒルズで一家の原点に忠実なワイン造りを行っていますが、それは今回のエオラ・アミティ・ヒルズも同様です。すなわち、フランスの魂、オレゴンの土壌です。